大学受験の基本情報
大学受験の種類
大学受験は大きくわけて「一般入試」「推薦入試」「AO入試」があります。それぞれの特徴は以下の通りです。
一般入試
私立大学で導入されている各大学の個別入試を受けずにセンター試験の成績で合否を決める「センター試験利用方式」と、それぞれの大学個別の入試を受ける「一般方式」があり、最も一般的な受験方式です。
推薦入試
各在籍高校の校長によって推薦された生徒が受けられる受験方式です。私立大学では一般入試に次いで募集人員割合が多く、受験内容として一般的には面接や小論文、基礎学力検査などがあります。
AO入試
アドミッション・オフィスを略し「AO入試」と言われています。学生から提出された書類をもとに面接を繰り返し行います。面接の他に論文の提出を求める大学が一般的で、対話を重視した受験方式と言えます。
センター試験について
センター試験とは?
センター試験とは、正式には「大学入試センター試験」といい、マークシート方式で2日間に渡り行われる日本最大級の試験です。
国公立大学の1次入試的な役割や、センター試験利用方式を導入している私立大学への受験に利用されています。志望する大学の学部や学科によって受けるべき教科・科目が異なるので、出願する際には注意が必要です。
国公立大学とセンター試験
一般入試で国公立大学を目指す場合、合否はセンター試験の成績+各大学別入試の成績で決定するため、原則として受験する必要があります。また、国公立大学への出願期間はセンター試験後なので、センター試験の自己採点によって出願する大学を変更することも可能です。
私立大学とセンター試験
私立大学の場合は、一部を除き国公立大学のような1次試験的な利用はされていません。その代わりに利用されているのは「センター試験利用方式」です。
センター試験利用方式とは、前述の一般入試で説明したとおり、各私立大学の個別入試を受けずにセンター試験の成績で合否を決めるものです。約9割もの大学で導入されており、大学によって受験が必要な教科・科目数が異なります。志望する大学によって必要に応じて利用しましょう。
国公立大学受験の基礎
センター試験+各大学別の入試で合否が決まる
受験方式は一般入試・推薦入試・AO入試の3種類となっており、その中でも圧倒的に一般入試の募集人員割合が多いです。一般入試の合否は、センター試験+各大学別の入試で合否が決まり、センター試験においては7科目以上の受験を求める大学が多いのも特徴です。
前期・(中期)・後期日程で各大学別入試が行われる
各大学別で行われる入試は、大きくわけて前期日程と後期日程があります。国公立大学は前期・後期ともに1校ずつしか受験できないので、一部大学で実施されている中期日程を入れても合計で3校しか受験することは出来ません。また、前期日程に募集人員が多いので、志望する大学を決める際は考慮する必要があります。
私立大学受験の基礎
一般入試が基本だが、推薦入試も無視できない
多くの受験生が受けるであろう私立大学の一般入試は、通常の大学別入試とセンター試験利用方式に分けられます。センター試験利用方式と大学別入試では、センター試験利用方式の方が求められる合格水準が高くなるのが特徴です。
大学別の試験日程は大学により異なり、場合によっては志望校の入試日程と重なることもあります。大学や学部によっては、試験日が複数日用意されている場合もあるので、試験日が重なった場合は別日で受験できないか調べてみることをオススメします。
また、誰でも受験できるわけではないですが、推薦入試で私立大学に入学する人は意外と多いです。
推薦入試を受ける場合は、推薦入試用の準備をし、受験に臨む必要があります。
大学により異なる入試の特徴
大学別入試は、基本的に3教科による受験となりますが、大学・学部・学科によって教科・科目・配点などの特徴が異なります。また、大学によっては1教科で受験できることもあるので、受験する方法も慎重に選択する必要があります。