私たちが生徒と家庭教師をサポートします
各教科担当者のご紹介
英語とは、言語を学習する教科です。
そのルーツは紀元5世紀から始まり、1500年以上の年月を重ねて作り上げられた合理的で実用的なコミュニケーションツールです。しかし、国語と比べて慣れ親しんでいないぶん、英語の学習について難しく考えがちな生徒が多いでしょう。
現に、国語と英語の勉強方法が大きく異なる生徒が多く見受けられます。どちらかというと、数学のように演習問題を解きながら答え合わせ、を繰り返す生徒が多いですね。
また、そういった生徒ほど英語の点数が伸び悩んでいるという相談をよく受けます。
英語の正しい勉強方法について理解していない生徒が非常に多いという事ですね。
こういった相談に多く答えていくうちに、基本的な勉強方法のパターンが見えてきました。
1.単語を覚える
これは、試験などで単語を問われる問題に対する勉強ではなく、長文問題に対する勉強です。
単語の意味が理解できるかどうか、それだけで長文問題の正解率、解くスピードに大きく影響します。高校入試も大学入試も、長文問題が多くを占めますから、単語の勉強は非常に重要です。高校入試であれば約1500語、大学入試で約3500語の習得が目標となります。
この学習を進める上で受験対策用の単語帳が必要になります。目標とする受験までに、その単語帳を何週テストできるか、といった計画を立てると良いでしょう。
2.品詞を理解する
品詞とは、言葉の種類です。その単語がなにを表しているのか、言葉の意味ではなく種類を覚えること。
また、それぞれの品詞がどのような働きをするのかを理解するのも、品詞の勉強です。
例えば、動詞であれば過去形の時にこのように変化する、など。
これを単純に時制として覚えるのではなく、品詞の働きとして知識をまとめていく事で、高校英語で言う文型、つまり言葉の並べ方のルールを習得する事につながります。
例えば現在進行形の時になぜbe動詞が必要なのか、それは動詞+ingの形が動詞ではなく現在分詞として解釈されるため、主語の後に必要な動詞をbe動詞で補う必要があるからです。
このような文法知識を学ぶためには、演習問題を繰り返す前に授業が必要です。または、参考書などを読み深めて知識をつけてから、演習問題ですね。
文法知識が身につくと、英作文や並び替えの問題などで効果が実感できると思います。
3.熟語を覚える
覚えるのも比較的簡単で成果が出やすい勉強が、熟語です。過去問を見ていると、様々な熟語が絡んだ問題が多く出題されます。
例えば並び替えの問題で単語が6つ並んでいる場合、そのうち3つが熟語としてまとまるような、そういった問題がよく見受けられます。
受験勉強に必要な熟語は、英単語に比べて少なく、これが比較的覚えやすい要因です。
普段からまじめに勉強を頑張っているのに、なかなか成果が表れない。そういった悩みを生徒からよく聞きます。しかし、そういった生徒から詳しく話を聞いてみると、不思議な傾向が見つかりました。
「数学や英語は勉強しやすい、社会や理科は読んだり書いたりして覚える、対して国語は漢字しか勉強していない」主要の五教科で比べると、国語に対する学習量が他の四教科と比べて著しく低かったのです。
次に、国語が得意な生徒は学習量が多いのかと思い聞いてみると、これが意外な結果でした。
なんと、国語が得意な生徒の場合でも「国語はあまり勉強しなくても大丈夫」と答える事が多かったのです。この二つの答えから、国語の得意不得意は学習量だけに比例するものではない!?という仮説が立ちますが…
しかし、本当にそうなのでしょうか?ここで、私の考えを述べます。
国語という教科で得点を上げる場合、文章をより深く読み解く力と、的確に文章で表現する力が求められます。この二つの能力は、日常におけるコミュニケーションによっても養うことができます。しかしそれは、一朝一夕で養えるものではありません。特別な勉強をしなくても国語が得意と言える生徒の場合、それまでの10年以上の歳月をかけて養われたコミュニケーション能力が基盤となっているのです。
よって厳しい話ではありますが、苦手な国語を日常生活だけで改善するには、非常に長い時間を必要とします。
つまり、国語の能力に必要な要素を敢えて一言で表すのであれば、それは「慣れ」なのです。
いかに国語という教科に慣れ親しむことができるか、が重要であり、それを追求する事によって国語の能力を学習して身に着ける事ができます。ですから、短期的な学習で国語の点数を上げる事は困難であり、仮にできたとしても継続は難しいでしょう。
これこそが、多くの生徒が国語の勉強を苦手とする一番の理由だと考えます。
生徒に合わせた具体的な計画を長期にわたって立てることが重要であり、計画性のない学習で結果を出す事は難しいです。私達が提案する国語の学習方法は、このようなスタイルです。 お悩みの方は遠慮なくご相談ください。
「元々、数学が得意だったのに急に点数が下がった」
毎年、決まっているかのように、このような話を何人もの生徒から聞きます。特に中3の生徒に多いですね。一体なぜなのでしょう?
数学という教科は、他の4教科と違った特徴がいくつかあります。中でもよく言われているのは「暗記が通用しない」これでしょう。
つまり、記憶力のみではなく、自ら解を求める力が試されているのです。よって、テスト前の短期間で詰め込んでも対応できない事が多い。
では、その能力はどのように養えばいいのか。そのヒントは、なんと教科書の目次にあります。
今年度から使用されている新学習指導要領に則った教科書では、現在学習している単元のみでなく、復習に必要な前学年までの単元が記されています。
(※学校図書、大日本図書の教科書であればそのような仕組みになっています。一部、このような仕組みではない教科書もあります)
数学が他の4教科と違う特徴、もうひとつがこの「学年を超えた関連性」なのです。高校受験に必要な数学においては、この関連性が大きく4つに分けられます。
・数と式 ・図形 ・関数・資料の活用 この4領域です。それら4領域が学年を超えて総合的に理解できた時、数学は一気に得意教科へと変わります。
数学は、学年が上がるにつれ単純に難しくなるのではありません。それまでの学年で学習した知識が総合的に求められるため、学年が上がるほど総合力が要求されるのです。
「元々、数学が得意だったのに急に点数が下がった」こういった生徒の特徴ですが、復習が不十分であり、前学年での内容を忘れている事が多いです。
得意だからといって慢心せず、復習を怠らない。また、本当の意味での復習のやり方を理解する。
この2つが、数学を得意教科へと変えるポイントです。
理科が得意な生徒の多くが、勉強そのものを楽しんでいます。
日常の雑学めいた要素もある教科ですから、覚える=役に立つ、といった単純さが理科の売りなんだと思います。
覚えた知識がどう役に立つのか、それを導いてあげる事で生徒のモチベーションが劇的に変わることがあります。
動物が好きな生徒、科学の実験が楽しい生徒、星や地層などの自然が好きな生徒、光や音などの目に見えないものに興味を惹かれる生徒など。生徒ひとりひとりによって好みは異なります。
逆に、昆虫が苦手な女の子なんかもよくいますね。
僕たちが家庭教師としてできるのは、生徒と直接コミュニケーションを取りながら、その生徒に合わせて伝え方を変える事です。
みんな好みも苦手も違いますから、担当する生徒が興味を持ってくれそうなツボを探して、それに合わせた知識を提供することが重要ですね。
理科が大好きになった生徒は、声をかけなくても自分から知識を広げていってくれます。
僕たちの仕事は、そんな生徒になってくれるように背中を押してあげる事なんだと思っています。
受験対策における社会という教科、これをひたすら暗記する教科だと思ってる方が多いようですが・・・
社会が大好きな僕としては、これは非常に残念なことです。
言葉の意味も時代背景も分からずに、ただただ覚えるだけ。僕は、この勉強方法に楽しさを見出すのは困難だと思うのです。
効率を求めた結果の勉強方法ですから、それ自体を否定するつもりはありません。
しかし、そういう勉強をしている生徒を見ると、楽しんでいるというよりは「修行」のように見えてきます。
せっかく学ぶのですから、楽しくないよりは楽しい方が、学ぶモチベーションにもつながりますよね。
勉強は嫌い!という生徒は多いですが、ドラマや映画は好きな生徒が多いようです。
社会という教科は、このドラマや映画と非常に似ています。ドラマや映画の魅力はたくさんあります。世界観や登場人物、役者や監督、演出などなど。
きっかけは様々ですが、スタートラインはどこだって構いません。作品を好きになるきっかけさえ生まれれば、そこからいずれストーリー全体が把握できるようになります。
しかし、社会の教科書に記されているのは、このドラマの本編ではなく大まかなあらすじだけですよね。それだけでは、なかなかドラマ全体を好きになる事は難しいでしょう。
ですから、社会をただの言葉や記号としてではなくストーリーとして伝える事。これが私の教える社会です。