みんなの疑問 勉強は何のためにするの?

2018年7月18日
[2020年6月19日 更新]

みんなの疑問 勉強は何のためにするの?

〜 勉強する意味が見い出せずに悩んでいる方や、その保護者さまへ 〜

 

教務スタッフの久積です。
「勉強は何のためにするの?」
「勉強って将来何の役に立つんだろう?」

という疑問は、誰でも一度は抱いたことがあるのではないでしょうか?

特に、勉強があまり好きではない中学生、高校生の皆さんは疑問に思うことが多いかと思います。 また、お子さまにこのような質問をされて困った経験のある保護者さまも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「勉強は何のためにするのか」その疑問にお答えしていきます。

勉強をする理由が必要

勉強に前向きに取り組むためには、「勉強をする理由」を持つことが大事です。
保護者さまがお子さまから「勉強は何のためにするの?」という質問をされたときには、丁寧に答えてあげることが大切です。
お子さまが勉強をしないからといって、頭ごなしに叱ってしまうのは避けましょう。怒られることを理由に勉強をさせても、お子さま自身のやる気は下がってしまいますし、自発的な勉強も促せません。
勉強をすると、どんなよいことがあるのかを理解させてあげることで、お子さまのやる気を引き出すことができます。

例えば、ただゴミを拾うという作業をするよりも、その空間が綺麗になるということを楽しみにゴミ拾いをする、 ただ料理をつくるよりも、食べてくれる人の笑顔を思い浮かべながらつくるなど、何か理由や目的を持って行うことで、より前向きに取り組むことができないでしょうか。
勉強も同じように考えてみると、お子さまに「勉強をする理由」を持たせてあげることで、お子さまは前向きに勉強に取り組むことができるでしょう。
絶対的な、これ!という正解はないと思いますが、勉強をする意味や勉強は何のためにするのかということについて、これからお伝えしていきます。

勉強とは「武器」である

あくまでも私の考えですが、 私はよく生徒さんに、『勉強することは自分の「武器」を持つことにつながるんだよ。』いう言葉を伝えていました。
勉強は、将来社会にでるための、また将来大人になって社会にでたときに必要な「武器」になる。これから大人になっていく過程でいろんな状況に遭遇したり、いろんな選択をせまられたり、困難な壁にぶつかったりすることもあるかもしれません。そんなとき、たくさん「武器」を持ってたほうが強い、どんな状況でも戦えるよ。と伝えてきました。

国語、数学、英語、理科、社会・・・さまざまな教科を学校で勉強していると思います。
正直、本当に将来役に立つの?と疑問に思う内容もあるでしょう。 実際に、学校の定期テストなどでよい成績をとることももちろん大事ですが、ここでは、「勉強は何のためにするのか」ということについて将来を見据えて、具体的に考えていきましょう。

勉強は何のためにするの?

「分からない」ことが「分かる」に変わる喜び

「勉強は何のためにするのでしょうか?」
それは、知らないことを知るため、分からないことを理解するためです。そして、疑問に思っていたことが分かるようになったときに、人は喜びを感じることができます。
勉強をする目的ばかりにとらわれるのではなく、まずは勉強をすることそのものの楽しさを感じることが重要です。

保護者さまは、お子さまが日常的に興味を持っているものに注目し、それに関する質問を投げかけてみてください。
例えば、空を飛ぶ飛行機を眺めるのが好きなお子さまであれば、「なんで飛行機は飛んでいるんだと思う?」と聞いてみるのです。そして、その疑問に対する答えを、お子さまと一緒に考えたり調べたりしながら解決していきます。
このように学ぶことのきっかけを与えることで、勉強への関心が高まっていきます。「分からない」ことが「分かる」に変わる喜びを、お子さまにも教えてあげましょう。勉強の楽しさを教えてあげることで、勉強に対してネガティブなイメージを持っていたとしたら、取り払うことができるでしょう。

今、勉強が難しくて、苦手な教科があって、分かる喜びを感じることができていない方へ

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頑張る気持ちを育てる

勉強を通して、頑張る気持ちを育てることができます。
どんな成績のお子さまでも、自分の目標に向かって頑張ることが大事なのです。
保護者さまは、お子さまを見守る立場の大人として、お子さまの努力を見逃さないことが重要です。 何事においても頑張る気持ちは、将来社会にでたときもきっと役に立つでしょう。

将来をより充実したものにする

「いい会社に入るために、いい大学に行きなさい」
「いい大学に行くために、勉強をしなさい」
これらは、「何のために勉強をするのか?」という疑問に対する、代表的な答えのうちのひとつです。 保護者さまは、自分が子どもの頃に、大人に言われた経験があるという方も多いでしょう。
上記の言葉を言われたとき、どのように感じたか覚えていますか?いい大学やいい会社の、具体的なイメージができなくて、戸惑いませんでしたか?
保護者さまは、本当にお子さまのことを思って勉強をするよう言っているのに、それがお子さまに上手く伝わっていないというケースは少なくありません。

一番大切なのは、お子さまが自分自身のために勉強をする理由を見つけることです。 例えば、受験生のお子さまであれば学校見学に行くことなどもおすすめです。
素敵な校舎で活き活きと過ごす先輩達を目の前にすれば、お子さま自身も、同じように楽しく学生生活を送りたいという、憧れの気持ちが芽生えることもあります。心から行きたいと思える学校に出会うことができれば、お子さまは自ら、勉強をしなければならないと考えることができるでしょう。

保護者さまであれば誰しも、お子さまの将来をより充実したものにしてあげたいと願っています。しかし、お子さまのことを心配に思うあまり、一方的に勉強の必要性を訴えていませんか?
勉強の必要性は、お子さまが自分自身で気づくことが大切です。保護者さまは、お子さまにそのきっかけを与えられるようにサポートしてあげましょう。

前向きに勉強するために自分なりの答えを見つけよう

今回は、「勉強は何のためにするのか」という疑問について考えてきましたがいかがだったでしょうか。
この疑問に対する答えはたくさんありますが、少しでも自分なりの答えを見つけるためのきっかけになれたら幸いです。また、保護者さまがお子さまをサポートする際のヒントとしても参考にしてもらえると嬉しいです。

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