高校生の勉強は予習のやり方にコツあり!
2020年5月8日
~ 効率よく成績を上げたい高校生の皆さんへ ~
教務スタッフの久積です。
高校生になって、勉強を自分なりに頑張っているつもりなのになかなか成績が上がらないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。もし、あなたが中学生のときと同じようなやり方で勉強をしていたら、それは間違いです。
そこで今回は、効率よく成績を上げたいと思っている高校生の皆さんのために、高校生の勉強法について紹介します。
どうして中学生のときのような勉強法ではダメなの?
まず始めに、なぜ中学生のときのような勉強法ではいけないのか、その理由を紹介します。
高校は自分と同じくらいの学力を持った人の集団だから
高校は、中学までの義務教育とは違って、偏差値で学校が決まります。そのため、高校では全員が自分と同レベルの学力・成績であるといってもよいでしょう。そのなかで成績UPを目指すためには、効率のよい勉強のやり方を身につける必要があります。
自分の目標に合わせた勉強をする必要があるから
将来、大学受験・大学進学を考えている方も多いでしょう。大学入試は、高校入試と違って、各大学の傾向が大きく異なります。そのため、志望校合格に向けて、高校に入学した時点から大学受験を見据えた勉強や対策が必要になってきます。
中学校と高校では授業スピードや進度が違うから
高校の授業は、基本的に予習をしていることを前提に進んでいきます。進学校と呼ばれるような高校ではなおさらです。そのため、高校生になったら、授業の予習がとても大事といえます。
では、高校の授業の予習はどのような方法で行えばよいのでしょうか。
高校生の勉強法 予習のやり方のコツとは?
予習とは?なぜ予習が必要?
皆さんご存知だとは思いますが、予習とは、前もって次回の授業の内容を学習しておくことです。
予習をしておくことで、あらかじめ自分が解らない箇所を把握したうえで授業に臨むことができます。そのため、その部分をより集中して聞くことができ、理解を深めやすくなります。
苦手な教科こそ予習をしよう
特に苦手な教科は、教科書を一度読んだだけでは頭に入らないことが多く、予習をしてもあまり効果がないように感じてしまうかもしれません。しかし、予習の段階ですべてを理解する必要はないのです。時間をかけすぎる必要もありません。まずは苦手な教科でも「予習をする」という習慣をつけることが大事です。また、一度自宅で予習をすることによって、学校の授業が2回目の学習となるのです。つまり学校の授業が「復習」の役割を担うことになります。苦手な教科、難しい教科ほど繰り返し学習することで理解できるようになるので、成績UPのためには根気強く予習に取り組む必要があります。
以下に予習のやり方を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
高校生の勉強法 予習のやり方のコツ①
前回の授業内容の範囲を見直し、次回の授業範囲の予習にとりかかる
次回の授業範囲の内容は、前回の授業内容と関連している場合が多いです。次回の授業範囲の予習を行う前に、前回の授業内容を見直すことで、予習がスムーズにできるようになると同時に、前回の復習にもつながります。
これが効率的に予習を進めるための第一歩です。
高校生の勉強法 予習のやり方のコツ②
教科書をただ眺めるだけではダメ
予習といえば、事前に教科書を眺めておくといった勉強をしてしまいがちですが、教科書をただ眺めるだけでは効率的とはいえません。教科ごとに予習のやり方を工夫することをおすすめします。
数学や化学物理などの公式を使って計算をしなければならない単元の場合・・・
- 前回の授業範囲の公式を見直し、問題を解く
- 次回の授業範囲の例題で解き方を確認する
- 新しくでてきた公式を確認する
特に数学については系統的に学習することが求められる教科です。他の教科よりも重点的に前回の授業内容からの流れを意識して予習に取り組みましょう。
国語や英語など文系科目の場合・・・
- 教科書の本文を音読する
- 解らない言葉、漢字、英単語などは調べておく
- 新しくでてきた文法を確認する
文系科目の場合、本文の内容を理解できるかどうかがとても重要です。そのため、予習の段階で解らない言葉、漢字、英単語などを調べて頭に入れておくことはとても有効です。
理科、社会などの教科で、暗記が中心となる単元については、教科書を音読し、赤文字や太文字で示されている重要語句について少しでも内容を理解しておくようにしましょう。
高校生の勉強法 予習のやり方のコツ③
予習をして解らなかったところや難しいと思ったところには印をつけておく
予習を行い、あらかじめ自分が解らなかったり難しいと思ったりしたところを把握したうえで授業に臨むことがもっとも大切です。しっかりと印をつけて把握しておくことで、学校の授業でその部分をより集中して聞くことができ、理解を深めやすくなります。
自分なりに印をつけるペンの色や線の引き方を工夫するとよいでしょう
スタッフ久積の一口メモ
これまでの私の指導経験上、成績が平均くらいで、なかなか上位の成績に届かないという生徒さんほど復習をとても頑張っていて、「勉強しているのに成果がでない・・・」と悩んでいる傾向にあるように思います。
苦手な教科の勉強方法を復習中心から予習中心に切り替えると、「予習したら学校の授業がめっちゃわかりやすくなった!」と驚く生徒さんを何人もみてきました。自分の勉強法を変えるということは、最初はとても大変に思うかもしれませんが、嘘だと思ってチャレンジしてみてください。
学生家庭教師会では、指導経験豊富なスタッフ・教師陣が高校生の予習のやり方についても丁寧にサポートします。どんな小さなお悩みでもお気軽にご相談ください。
授業を理解しやすくするための予習に力を入れよう!
今回は、高校生の予習についてやり方のコツをお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか。「予習」とは、学校の授業を理解しやすくするための準備です。効率よく成績を上げるために、ぜひこれまでよりも予習に力を入れて勉強してみてください。きっと結果がついてきて、勉強に対するやる気もUPするはずです。
もし自分一人で勉強していて行き詰ってしまったときはいつでもサポートしますので、お気軽にご相談ください。