家庭教師のメリット・デメリットは?具体例を紹介!
2020年1月31日
~ お子さまの勉強のサポートに家庭教師をご検討の保護者さまへ ~
家庭教師のメリット・デメリットは?具体例を紹介!
教務スタッフの久積です。
受験を控えるお子さまに家庭教師をつけたいと思っているけど、家庭教師をつけるとどんなメリットがあるのか知りたい!本当にうちの子に家庭教師は向いているのか不安という方へ、今回は家庭教師のメリット・デメリットについて具体例を交えてお伝えします。
家庭教師のメリット・デメリットとは?
家庭教師のメリット
通う手間がない
家庭教師は指導の際、基本的に先生が生徒さんの自宅に来てくれます。そのため、塾などのようにお子さまがその場所に通う必要がなく、時間の節約になります。(保護者さまもお子さまを送迎しなくていいですね)
親の目が届く
塾で勉強するとなると、お子さまが夜遅い時間に出歩くことになります。一方、家庭教師は自宅で学習を行うため、家族の目が届くので安心です。
スタッフ久積の一口メモ
保護者さまと先生が自宅で顔を合わせる機会が多いため、私は、保護者さまからの相談を受けることも多々ありました。
保護者さまにとっても、先生と顔を合わせて話ができることはメリットとなるでしょう。
マンツーマンなので勉強の進め方に無理がない
理解できないところがあっても、どんどん授業が進む集団塾とは異なり、生徒さん一人ひとりに合わせたカリキュラムで指導を受けることができます。
授業についていくことが難しいと悩んでいるお子さまでも、無理なく勉強を進めることができます。
解らないときにすぐ質問できる
学校の授業や集団塾では、解らないところを質問したいと思ったとき、授業中に先生を呼び止めるか、授業が終わってから質問をしに行かなくてはなりません。
一方、家庭教師は、いわば先生独り占め状態。指導中に解らないところがあれば、すぐに質問することができます。
時間の融通がきく
塾に通うとなると、毎週曜日や時間が決まっていますが、家庭教師は基本的にお子さまの都合のいい曜日・時間を指定することができます。先生との話し合いでスケジュールの調整が可能なので、他の習い事などで忙しいお子さまにもおすすめ。
また、体調不良やその他の事情で指導を1回休んだとしても、振替授業をお願いすることができるため、その間の授業が抜けることがありません。
自分の勉強したいところからはじめられる
一人ひとり得意科目や苦手科目は異なります。自分の勉強したい科目ややり方まで、先生と一緒に決めることができます。
指導だけでなく、一人ひとりの志望校や生活リズムに合わせた学習計画も一緒に立ててもらうことが可能です。
気の合う先生がよき相談相手になり勉強が楽しくなる
指導に来てくれる家庭教師は、年齢が近かったり、お子さまの性格に合っていたりする先生です。勉強についての相談だけでなく、ときには、学校生活での悩みや、好きなアイドルの話など、色々な話をして打ち解けることで、勉強が楽しくなり、さらに学習意欲も湧いてくるはず。
スタッフ久積の一口メモ
私の経験では、現役大学生など、お子さまと年の近い先生を希望されるご家庭も比較的多かったです。
特に小学生や中1・中2生のお子さまにとって、お兄さんお姉さん的な存在として勉強を教えてくれる家庭教師を探していらっしゃる方も少なくないのではないでしょうか。
家庭教師のデメリット
コストがかかる(保護者さまにとっては1番のデメリットかもしれませんが……)
家庭教師は、マンツーマン指導というところが一番のメリットですが、どうしても授業料は割高になってしまいます。いくつかのサービスや内容を比較して、コスパのよい家庭教師を選びましょう。
リラックスできる家での勉強は気持ちのスイッチが入りにくい
慣れ親しんだ家では、リラックスしてしまい、勉強しよう!というスイッチが入りにくくなってしまうかもしれません。
また、家には漫画やゲームなど勉強に集中できない誘惑となるものもたくさんあるはず。気持ちの切り替えが大切になってきます。
ときにお子さまと先生が馴れ合いの関係になってしまうことも
マンツーマンだからこそ、先生の存在が身近な存在になりすぎてしまい、馴れ合いの関係になってしまうことがあります。そうなると、お子さまの気持ちがだらけてしまうため、先生と適度な距離を保つように心がける必要があります。
先生との相性が合わないとかえって逆効果に
家庭教師は、1人の先生がつきっきりで教えてくれることになります。先生との相性がよければ十分な学習向上が期待できるのですが、相性が悪かったり、指導能力が不足していたりする先生にあたってしまうと、かえって逆効果に。
先生との相性が悪いと感じたら、派遣会社の場合はすぐに別の先生へ交代してもらうことができるので安心です。お子さまのやる気を引き出すためには、先生との相性がとても大切です。遠慮せずに相談しましょう。
プロ家庭教師と学生家庭教師の違い
プロ家庭教師の特徴
指導歴が長く、生徒に合った最適な指導が期待できる
学生家庭教師の場合は、アルバイトで初めて教えるといった先生にあたることもあります。プロ家庭教師は、長年の経験と実績を生かした指導が期待できます。
受験情報に精通している
プロ家庭教師は、長年指導しているなかで、多くの受験生の指導にも携わっています。その分受験情報にも精通しています。受験に関するノウハウも持っています。
成績アップの方法を最短ルートで示してくれる
成績を確実に上げるためには、ただ生徒さんが解らない問題を解説するだけではなく、生徒さんの学習管理ができなければなりません。
一人ひとりに合わせたカリキュラムの管理や、宿題などの自宅学習の管理などをしっかりと行い、最短ルートで成績アップの方法を示してくれます。
成績が伸びない原因を知っている
成績が伸びない原因は1つではありません。宿題の出し方や、勉強するときの注意点など、さまざまなノウハウを教えてくれます。
また、長年の経験から、生徒さんや保護者さまのメンタルサポートを得意とする先生も多いです。メンタル面のサポートによって成績をアップさせるということもお願いできます。
学生家庭教師の特徴
年が近く親しみやすい
生徒さんとの年齢が近いため、親しみやすく感じます。親しみやすい先生には質問もしやすく、先生と打ち解けて話をすることで、勉強を楽しみながらできるはずです。
生徒さん目線で問題を解決できる
年が近いため、生徒さん目線で物事をみてくれます。どうしてこの問題が解らないのか、また勉強以外の悩みもきっとわかってくれるはずです。
つい最近の受験の実体験が聞ける
学生家庭教師の場合、受験やテストを経験したのはつい最近のこと。そのため、自分の実体験をもとに生徒さんに教えることができます。
大学生活のリアルな話を聞ける
実際に学生家庭教師のリアルな大学生活の話を聞くことで、自分もこうなりたい!と刺激を受け、勉強に対する意欲もでてきます。
授業料が安い
学生はあくまでもアルバイトとして行っています。そのため、プロ家庭教師と比べると1回の授業料で1000円以上の差が出ることがあります。
スタッフ久積の一口メモ
私の経験でも、プロ家庭教師だから成績が上がる……学生家庭教師だからちょっと頼りないかも……というわけではなく、本当に先生と生徒さんとの相性だなと思います。
学生家庭教師会には、経験豊富なスタッフ、教師陣が数多く在籍しています。
プロ家庭教師、学生家庭教師ともに料金一律で派遣いたします。
家庭教師をご検討の方は、早めに資料請求や体験学習を受けられることをおすすめします。
家庭教師が向いているお子さまとは?
いくつかのタイプ別に、私の指導経験も交えてお伝えします。
自信がなく消極的なタイプ
自分に自信がなく消極的な子は、競り合いに弱いためマンツーマンの家庭教師が有効。競争心を煽って学力を伸ばそうとするような塾は向いていないかもしれません。
苦手な科目に絞って指導してもらって苦手を克服したり、得意教科をさらに伸ばしたりすることで、自信をつけていくことができるでしょう。
スタッフ久積の一口メモ
自信がなく消極的なタイプのお子さまは、とにかく成功体験を積むことが大切だと思います。
算数や数学なら、数字だけを変えて同じ文章題や関数問題を繰り返すなどして、できた!という手ごたえを経験させてあげると、自信を持って勉強に取り組むことができるようになりました。
集中力がないタイプ
飽きっぽい性格で、勉強に興味が持てない子は、まずは勉強の面白さを教える必要があります。
年の近い先生と打ち解けることでよき相談相手になり、勉強が楽しくなることが期待できます。
スタッフ久積の一口メモ
集中力がないタイプの生徒さんは、ときには勉強以外の話もしながら指導を進めると、飽きることなく指導を受けることができるはずです。最初に、「今日はこのページを3問ずつ進めていこうか」など、しっかりと見通しをもった言葉をかけることも有効でした。
苦手な教科ばかりだと嫌になってしまうので、ときには得意な教科をさらに伸ばすために指導する日をつくったりもしていました。
反抗的なタイプ
勉強に対する自信のなさが反抗的な態度として出ているため、劣等感を感じさせないために大勢のなかで勉強する塾より、マンツーマンの家庭教師がおすすめ。
叱るよりも上手く褒めて伸ばしてくれる先生を選びましょう。先生との相性がとても重要になるタイプです。
スタッフ久積の一口メモ
反抗的なタイプの生徒さんは、先生との相性が合っているかそうでないかで、勉強へのやる気を出してくれるかどうかが顕著にあらわれます。反抗的な態度にときには寄り添ってあげることも必要で、最初は特に生徒さんのペースに合わせながら指導を進めたほうがよかったです。
保護者さまもお子さまのことをとても心配しているケースも多いので、保護者さまとのコミュニケーションもこまめにとるようにしていました。
お子さまに自信がついてきたら、友達と切磋琢磨できる塾もよい
マンツーマンの家庭教師では、自宅での指導ということもあり、どうしても緊張感がなくなってしまうことが。同じように目標をもつ友達と比較もしにくくなるため、自信がついてきて勉強に積極的になってきたら、友達と切磋琢磨できる塾も検討してみるといいでしょう。
状況に合わせて、家庭教師と塾を併用するという方法もあります。
スタッフ久積の一口メモ
元々塾に通っていて、家庭教師と併用したいというケースが多いです。
塾と家庭教師を併用すると、塾で解らなかったところを家庭教師のマンツーマン指導で質問できるので、解らないを放置することなく勉強を進めることができます。
家庭教師の選び方についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
体験授業でお子さまにメリットの多い家庭教師を選ぼう
今回紹介したように、家庭教師には、さまざまなメリット・デメリットがあります。
また、お子さまの状況も一人ひとり異なるため、一概にこれがいい!とは言えません。ほとんどの家庭教師派遣会社が体験授業サービスを行っているため、まずはいくつか体験授業サービスを受けてみることをおすすめします。それぞれを比較し、お子さまにメリットの多い家庭教師を選びましょう。
お子さまにぴったりな家庭教師が見つかることを願っています。
以上、家庭教師のメリット・デメリットについてお伝えしました。