高校生の家庭教師 気になる相場は?種類別料金相場をご紹介!
2018年11月2日
[2019年9月20日 更新]
高校生の家庭教師 気になる相場は?種類別料金相場をご紹介!
特に大学受験を考えている高校生のお子さまをお持ちの保護者さま、受験対策のために家庭教師をつけようか悩んでいる方も多いと思います。そこで今回は高校生に家庭教師をつける場合の料金相場と知っておきたいポイントについてお伝えします。
高校生に家庭教師をつけるといくらかかる?
家庭教師の料金相場は地域や派遣会社、教師のレベルによって異なる
家庭教師の料金相場はお子さまの学年や志望校、また派遣会社や教師のレベル、地域によっても異なり、複雑です。
ここでは、家庭教師派遣会社を通す場合と個人契約の場合に分けて、学生教師とプロ教師の一般的な料金相場を紹介します。
家庭教師派遣会社を通す場合
学生教師の料金相場
大学受験対策
1時間あたりの料金:3,000円~5,000円
プロ教師の料金相場
大学受験対策
1時間あたりの料金:5,300円~8,500円
医歯薬系学部受験対策
1時間あたりの料金:7,000円~12,000円
家庭教師派遣会社によって料金は異なるため、気になった家庭教師派遣会社があれば、資料請求をして検討することをおすすめします。
学生家庭教師会は、学生教師、プロ教師ともに同じ料金で家庭教師派遣を行っています。
個人契約の場合
一般教師の料金相場
大学受験対策
1時間あたりの料金:2,000円~3,000円
医歯薬系学部受験対策
1時間あたりの料金:3,000円~6,000円
プロ教師の料金相場
大学受験対策
1時間あたりの料金:5,000円~10,000円
医歯薬系学部受験対策
1時間あたりの料金:6,000円~12,000円
個人契約の場合、会社を通さず先生と家庭だけでのやりとりになるため、一般的に家庭教師派遣会社を通す場合と比べると料金は安くなっています。
しかし、会社を通さないため、何かトラブルがおこった際は自身で解決しなければなりません。
医学部・難関大学を目指すなら実績のある家庭教師を選ぼう
現役医学部生の先生や実績のあるプロ教師に教えてもらうメリット・デメリット
医学部や、難関大学を目指すお子さまをお持ちの方は、「医学部の先生に教えてもらおう」と考えることもあると思います。医学部や医大に通う先生は学力が高いため、おすすめではありますが、「医学部生だから」「実績のある先生だから」という理由ですぐに決めてしまうのはよくありません。
家庭教師は、お子さまとの相性が合うかがとても大切です。現役医学部生の先生や実績のあるプロ教師に教えてもらうメリット・デメリットを以下に紹介します。
メリット
- 大学の医学部は難易度が高いため実際に受験を経験し合格した人でないと指導できない
大学の医学部は受験の難易度が非常に高いです。そのため、実際に受験を経験し、合格した人でないと指導することは難しいでしょう。
難関校を目指す場合は、医学部以外の学部の大学生でも教えられることが多いですが、お子さまが医学部志望と決まっている場合は、現役医学部の先生に教えてもらうことをおすすめします。 - 受験や進路に役立つ情報、実際の学生生活についても聞くことができる
医学部の先生は、先生自身も医学部受験を経験し、合格しているため、受験や進路に役立つ情報もたくさん教えてくれるでしょう。また、先生自身が経験した実際の学生生活についても聞くことができるため、お子さまのモチベーションアップにつながります。
こういったことは他学部の先生にはできないため、医学部の先生に家庭教師をお願いするメリットといえます。
デメリット
- 勉強が苦手なお子さまの気持ちを理解しにくい
医学部の先生はもともと勉強が好きだったり、学力が高かったりすることが多いです。そのため、生徒さんが基本的な学習内容を理解しているという前提で授業を進めてしまうことがあります。
勉強が苦手なお子さまの気持ちを理解しにくい場合があるため、学力が平均前後くらいのお子さまには合わない可能性があります。勉強が苦手なお子さまの場合、「とにかく頭のいい先生に教えてもらえば大丈夫だろう」と考えて医学部の先生を希望すると、失敗しやすいため気をつけましょう。 - 割に合わないと感じると担当を降りやすい
先生の多くは、「勉強を教えたり、人から頼られたりすることが好きだから家庭教師として指導したい」と思っていますが、「せっかくなら高い時給でアルバイトをしたい」と考えている先生もなかにはいるのが現状です。このような先生は、より高い時給の仕事を優先し、割に合わないと感じたバイトは辞めてしまうことがあります。 - お子さまによって相性の差がでやすい
医学部の先生は、医学部や難関校を目指す、勉強好きで学習意欲、進学意欲のあるお子さまにはぴったりな相性であることが多いです。
しかし、勉強は苦手で自分のペースで勉強したいと考えていたり、ときには雑談もしながら楽しく勉強を教えてほしいと考えていたりするお子さまは、他学部の先生と合う場合が多いです。
これまで紹介したメリット・デメリットを理解したうえで医学部の先生がお子さまに合うかどうかを検討することが必要です。
実際にあった事例
高校生のお子さまをもつ保護者さまで、「うちの子にはどうしても医学部の先生をつけてほしい」と強く希望されたので、医学部の先生をつけるメリットやデメリットについてお伝えしたうえで医学部の先生を派遣しました。しかし、お子さまとの相性が合わずに、すぐに先生を交代するということが何件かありました。
お子さまとの相性を最優先することが必要です。
以上が現役医学部生の先生や実績のあるプロ教師に教えてもらうメリット・デメリットになります。
では、実際にはどのようなことに気を付けて家庭教師を決めればよいのでしょうか。
高校生の家庭教師を決めるポイント
ここでは、高校生のお子さまにつける家庭教師を選ぶ際に大切なポイントをご紹介します。
明瞭料金かどうか
授業時間と料金の表示が明瞭な家庭教師を選ぶ
家庭教師派遣会社のホームページや資料に記載されている、1コマという表記は、45分~60分などムラがあります。
例えば、1コマ(60分)3000円というA社と1コマ(45分)3000円というB社があった場合、A社の料金のほうが割安といえます。家庭教師を選ぶ際は授業時間と料金の表示が明瞭なところを選ぶようにしましょう。
割引制度を利用する
基本料金が高額になる場合、割引制度を利用するのがおすすめ
医歯薬系学部対策コースの場合、基本料金が高額であることがほとんどです。そのため、兄弟や友達を紹介することで割引が受けられる制度を利用することをおすすめします。
また、母子・父子家庭割引を行っている家庭教師派遣もあるため、気になった家庭教師派遣会社があれば、問い合わせてみることをおすすめします。
入試情報に詳しいかどうか
最新の入試情報に精通している家庭教師を選ぶ
入試の傾向は年々変化していきます。そのため、最新の入試情報に精通している家庭教師を選ぶ必要があります。
全国展開している家庭教師派遣会社などであれば、全国の大学の入試情報データをすぐに取り寄せることができるためおすすめです。
小論文や面接対策を行っているかどうか
大学入試ならではの、小論文や面接対策を行っている
大学入試では特に推薦入試などが多様化しています。そのため、学校では十分に対策のできない小論文や面接対策を行っている家庭教師派遣会社を選ぶことをおすすめします。
指導時間帯に幅があるかどうか
部活や習い事との両立を考えるなら早朝から深夜まで対応できる家庭教師を選ぶ
お子さまが部活や習い事で忙しい場合、ある程度指導時間帯に幅のある家庭教師を選ぶことが必要です。
家庭教師の性別が選べるかどうか
同性の先生を選ぶのがおすすめ
高校生にもなると性別を意識するお子さまが多いため、接しやすい同性の先生を選ぶことをおすすめします。
家庭教師派遣会社であれば、万が一先生との相性が合わなかった場合、すぐに変更してもらうことができるため、まずは体験学習を受けてみることをおすすめします。
家庭教師は早い者勝ち
人気教師は夏休み前にはスケジュールが埋まってしまう
受験生からの依頼は、部活が落ち着く7月頃から増え始めます。人気教師となるともう夏休み前にはスケジュールが埋まってしまうため、いい先生に出会うためには早い時期に申し込みを行いましょう。
受験対策は早めにスタートを
いくらいい先生に出会うことができたとしても、お子さまの努力がなければ合格をつかむことが出来ませんし、受験ギリギリにお願いして勉強時間が足りなくてもいけません。
受験対策は早めにスタートするようにしましょう。
高校生の家庭教師は相場が幅広い
高校生に家庭教師をつけるときは、派遣会社や教師のレベルなどによって料金相場が幅広いため、家庭教師を選ぶ際に大切なポイントを見極めたうえで決めることが必要です。
また、医学部生の先生や経験豊富なプロ教師でも、お子さまとの相性が合わない場合があるため、いい先生に出会うために受験対策は早めにとりかかり、早い時期に申し込みを行いましょう。