センター試験に変わる「大学入学共通テスト」とは
文部科学省発表のデータによると、2016年の高卒就職率は18.6%となっており20%に満たない状況です。このデータからは専門学校や大学進学によって知識や技術の習得が重要になっていることが伺えます。大学進学を見据えるとなると避けては通れないのがセンター試験ですが、このセンター試験が2020年度から別の試験に変わることはご存知でしょうか?
新たな学習指導要領に対応した試験の登場
とある大学の教授によると「子供たちの65%は、大学卒業後、今は存在していない職業に就く」そうです。また、「今後10年から20年程度で、47%の仕事が自動化される可能性が高い」という話もあります。
そういった未来の到来を踏まえ文部科学省は、「急激な社会変化の中でも、未来の創り手として必要な資質・能力を備え、自立し、社会に貢献する人材育成」を目指し教育改革を進めています。
その教育改革の中の一つが「学習指導要領の改訂」です。
つまり学校の授業やカリキュラムの内容が変わるということです。そして教わる内容が変わるということは、試験の内容も新しい学習指導要領に沿って変わるということです。
その変更される新しい試験が、これまで行われていたセンター試験に変わる「大学入学共通テスト」という試験です。
試験内容はどう変わる?
新しく実施される予定の大学入学共通テストは、思考力・判断力・表現力を一層重視したテストになります。
マークシート式のセンター試験とは異なり、記述式の問題も出題されるようになります。
また英語に関しては、民間の資格・検定試験が活用される見込みで、出願資格や試験免除、得点加算などに活用される見込みです。
大学入学共通テストは、2018年4月に入学する新高校1年生が受験生となる、2020年度から実施される予定です。
大学入学共通テストの本番は3年後ですが、国語総合と数1、数Aで記述問題が実施されることを踏まえた「思考力、判断力、表現力」を意識した対策が非常に重要です。
宮崎県学生家庭教師会の取り組み
学生家庭教師会ではこの入試制度の変更点の対応をいち早く取り入れ、中学生の指導内容から記述を意識した対策を行っています。
記述力を上げるためには暗記して覚えるだけでなく、どうしてその答えになるのか理解して説明まで書ける力を国語に限らず理科、社会、そして数学の文章問題や関数の問題について「自力で書く力」を養っていきます。
昨年行われたプレテスト、今年行われるプレテストの問題も指導に取り入れマーク+記述の対策を行っていきます。
大学入学共通テストに不安を覚えている方は、ぜひ一度ご相談下さい!