中学生の夏休み勉強計画を立てましょう
2018年7月18日
中学での学習の遅れは高校受験、大学受験、果ては就職試験にまで大きく響くと言われています。夏休みは1学期中の遅れを取り戻すチャンスです。
今回は学年別に、中学生の理想的な夏休みの過ごし方を考えてみましょう。
中学1年生の夏休み勉強計画
入学したばかりのピカピカの1年生だったのもつかの間、2度の定期テストを終え、すでにそれぞれの教科に苦手な分野が発生している人もいるかもしれません。
宿題と勉強を始めから分けて考えるのではなく、宿題をフル活用しましょう。
まず7月中に宿題と定期テストの答案を照らし合わせ、間違えた問題をもう一度解いてみます。なぜ間違えたのか、解き方は合っているのかを確認します。
8月からは全体の復習に移ります。テストで間違えなかったところも、長期記憶として定着するようにしっかり復習してください。8月下旬に2学期の予習ができれば理想的です。
夏休みに入ったらすぐに、外せない遊びの予定を決めてしまい、それに合わせて勉強の計画を立てましょう。
中学2年生の夏休み勉強計画
実は、中学生の学習の中で最も重要とされる年は、受験期の3年生ではなく2年生だと言われています。とりわけ数学においては、2年生の学習内容が理解できないと、その後も苦手科目になってしまうと言われています。
そのため、2年生の夏休みは1年生から2年生まで習った部分の復習を目標にしましょう。
まず7月下旬は1年時と同じく、1学期の定期テストを見直し、宿題を活用しながら疑問の解消に努めます。
8月上旬からは全体の復習ですが、図書館や学校を活用し、先生に質問に行ったり、参考書で確認するなどして勉強することをおすすめします。自分一人で悩んでしまうと、解決策が見つからないまま時間だけが過ぎてしまうこともありますので、利用できるものは利用してください。
また、可能であれば8月中に高校のパンフレットを眺め、志望校の候補を絞っておきましょう。
中学3年生の夏休み勉強計画
いよいよ受験期に突入しました。志望校が大体決まって、体験入学や夏期講習などがあり、忙しく過ごすことになるでしょう。
しかし、3年の夏休みは受験に集中させるために宿題を出さない学校も多いので、より充実した学習計画が立てられます。
1年生・2年生の時には3つの期間に分けて計画を立てましたが、3年生では一週間単位で計画を立てます。
よく、苦手科目を克服しようと1日中苦手教科に取り組んでしまいがちですが、そうすると内容が偏ってしまう上に、モチベーションも下がってしまいがちなので、1週間単位で5教科の勉強時間が均一になるように気を付けましょう。
また、友達との遊びを一切禁止する方がいますが、適度にストレスを発散させることが大切です。体験入学や図書館で友達と一緒に勉強をしに行くなどして、リフレッシュすると良いでしょう。